瓦を再利用した「瓦チップ」、サイズ(大・小・極小)ごとの使用用途

みなさん、こんにちは!

このブログでは、弊社の商品の特徴だけでなく、その商品が生まれた経緯や、具体的な使用方法などをピックアップしてご紹介していく予定です。読み物としてもお楽しみいただけるような内容を目指しておりますので、ぜひ隙間時間などに読んでいただけたら嬉しいです。

さて、前回のブログでは弊社の商品「瓦チップ」が誕生した背景や製造工程について写真付きでご紹介しました。引き続き瓦チップを取り上げますが、今回はサイズごとの用途の違いやおすすめの使い方について具体的に解説していきます。

瓦チップのサイズは三種類

弊社で販売する瓦チップは、一粒の大きさが大(5〜15mm)・小(2〜4mm)・極小(0〜1.5mm)の三種類のサイズのものを用意しています。瓦を粉砕加工したものではありますが、角は取れてコロコロとした自然な形状をしています。極小のものはパウダー状となります。

瓦チップ(大)の用途と使い方

5~15mmの瓦チップ(大)は、建築・土木用語で言う「砕石」と同じ役割を果たします。家の周り(犬走り)や玄関前、庭、駐車場に敷き詰めると、水たまりやぬかるみを防ぐ効果があります。

瓦という素材の特性として吸水性が高いことがありますので、家の周り(犬走り)に使っていただいた方からは、「水はねを防ぎ、外壁が汚れにくくなった」とのお声もいただきました。

また、瓦チップを庭に敷き詰めると雑草が生えにくくなるため、雑草取りの時間を短縮できます。これからの季節、熱中症などを気にされる方も多いと思いますので、ぜひ瓦チップのご活用をご検討ください。

瓦チップをご使用される際には、まず下準備として草を完全に取り除き、除草シートを隙間なく敷いて固定することをおすすめします(除草シートがない場合は、小サイズの瓦チップで代用することもできます)。必要な量などについてはぜひ一度お問い合わせください。

瓦チップ(小)の用途と使い方

2〜4mmの瓦チップ(小)は、靴裏の隙間に挟まってしまうくらいの小さな粒状のため、玄関前など人の往来が多い場所にはあまり向いていないかもしれません。庭の端の方やお墓の周りなどでご利用いただいています。瓦チップは、赤、グレー、ミックスという三種類のカラーをご用意しています。お墓に瓦チップ(赤)を使っていただいた方からは「明るくなって綺麗に見える」とのお声をいただきました。

また瓦という素材の水はけの良さや保水性に着目され、芝生などの床土として使われるお客様もいらっしゃいます。小サイズは、土に程よく混ざり通気性を保つことができますので、そういった用途に最適のサイズです。

瓦チップ(極小)の用途と使い方

▲瓦チップを配合した土間の施工例

0〜1.5mmの瓦チップ(極小)はパウダー状で、いわゆる「砂」と同じような形状をしています。こちらは、建築資材として壁(中塗り土)や床(土間)に配合して使用していただけます。実際に瓦チップを土間に使っていただいた設計士さんからは、「ひび割れもなく綺麗な仕上がりになった」とご好評いただいております。

また、グラウンド土としての使用例もあります。栃木県内の小学校では、一輪車の練習場のグラウンド土として瓦チップ(極小)を深谷土に配合したものを使っていただいております。こちらは地元の瓦工事業者と協力し施工を行いました。この練習場を使用する子供たちからは「転んでも痛くない」「以前より乗りやすくなった」などの声が寄せられました。

ほかにも、神奈川県の大和スタジアムや追浜公園(横須賀スタジアム)などでグラウンド土としてご活用いただいています。瓦チップを配合することで保水性が高まるため、風が吹いても土が飛ばされにくくなったと伺っています。さらに、テニスのクレイコートにも適しているのではないかと考えています。配合を変えることによって、グラウンド土にさまざまな特徴を持たせることができますので、ぜひ一度ご相談ください。

おわりに

弊社の瓦チップは、施工現場でプロの職人さんにご愛用いただいているだけでなく、一般の方々にもDIYなどでご活用いただいております。今回ご紹介した以外の用途について「こんなことはできる?」「この用途におすすめのサイズは?」など、ご質問やご要望などございましたらぜひお気軽にお問い合わせください。

「瓦チップ」商品ページ

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