瓦を再利用した「瓦チップ」のご紹介

みなさん、こんにちは!

フカネンでは、ホームページのリニューアルに伴い、この度ブログを開設いたしました。このブログでは、弊社の商品の特徴だけでなく、その商品が生まれた経緯や、具体的な使用方法などをピックアップしてご紹介していく予定です。

読み物としてもお楽しみいただけるような内容を目指しておりますので、ぜひ隙間時間などに読んでいただけたら嬉しいです。

さて、梅雨入り前のこの季節は、気温が急上昇するため、熱中症などに注意が必要だと言われています。暑さに加え湿気も気になるこの時期にぴったりの商品、「瓦チップ」をご紹介します。

暑さや湿気対策に「瓦チップ」

▲「瓦チップ」は赤とグレーの2色あります。

「瓦チップ」は廃材となった瓦を弊社にて粉砕加工したもので、庭やグラウンド、土間、外堀などに敷き詰めてお使いいただけます。本来処分するものを再利用しているため、環境にやさしいリサイクル商品と言えます。

▲瓦を破砕している様子。ガラパゴスという重機を使用して固い瓦を細かく砕いていきます。

「瓦チップ」の最大の特徴は、瓦ならではの多孔質(微細な穴が非常に多く空いている)という性質を持っていること。断熱性や透水性、保水性に優れており、「瓦チップ」を地面に敷き詰めることで、ヒートアイランド現象の防止や、ぬかるみや水たまりを出来にくくするなどのメリットがあります。さらに、雑草が生えづらくなるため土壌改良効果も期待できます。

創業時から続くフカネンと瓦の関係

▲瓦チップ

弊社が「瓦チップ」を製造・販売するようになったのは、とある瓦職人さんが呟いた「瓦をゴミにしたくない」という一言がきっかけでした。

フカネンこと有限会社深谷配合粘土工業は、昭和52年に創業しました。現在は屋根瓦の固定土やしっくい材料の製造、内外装業などを主な事業内容としていますが、創業当時は瓦用の粘土の製造が事業の中心でした。

その後、時代とともに需要も変化し、粘土の配合にも工夫を加え、瓦用の粘土だけでなく、瓦を屋根に固定するための粘土やしっくいなどを製造するようになりました。

昔はどこの家の屋根にも使われていた瓦ですが、現代の家にはほとんど使われなくなってしまいました。そのような中で、職人さんたちが一生懸命作った瓦が余ってしまったり、またリフォームなどを機に瓦を処分しなければならなくなったりといった状況に直面するようになりました。瓦は貴重な天然資源である粘土を使い、職人さんたちの素晴らしい技術によって生み出されたものです。ただ処分してしまうのはもったいない!別の方法で有効活用できないだろうかと考え、フカネンでは瓦を「瓦チップ」や「やねっこ」などの商品へ加工することを始めました。

「瓦チップ」使ってみたいと思ったら?

「瓦チップ」は敷き詰めてしまえば難しい手入れなどは必要ありません。ただし、使用用途によって必要量や最適な粒の大きさが異なります。「使ってみたい」と思われた方は、ご購入前に一度弊社担当までお問い合わせいただけると、よりスムーズにご利用いただけるかと存じます。

これまで「瓦チップ」を使われたお客様からは「コロコロしていて可愛い」「踏むと音がするので、玄関などの防犯対策にも良い」などの嬉しいお声をいただいております。これからもぜひたくさんの方々に「瓦チップ」の魅力を知っていただけたら嬉しいです。

おわりに

今回のブログでは「瓦チップ」を取り上げ、この商品を弊社で製造するようになった経緯についてご紹介しました。次回のブログでは、「瓦チップ」の使い方や粒の大きさによる用途の違いなどについて、より詳しく解説していきたいと思います。

≫「瓦チップ」商品ページ

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