使われなくなった瓦を再生し、もう一度屋根へ

こちらのブログで度々取り上げている「瓦チップ(瓦サンド、瓦パウダー)」は、使われなくなった屋根瓦をリサイクルした商品です。「瓦をゴミにしたくない」という職人さんの声から生まれた商品ですが、実はフカネンではそれ以外にも「やねっこ」という瓦リサイクル商品を製造・販売しております。

やねっこ

「やねっこ」は、瓦パウダーを混ぜ込んだ屋根・壁・床用塗料です。こちらは黒・いぶし・ダークブラウン・茶・赤・白とカラーバリエーション豊富な塗料ですが、それ以外にも補修・コーティング・さび止め・遮音・滑り止めなどさまざまな効果があります。とくに白色の「やねっこ」については、日射反射率50%という性能が確認されており、省エネ対策になることから、最近では自治体の補助対象として認められる地域もあります。

フカネンの屋根・壁・床用塗料「やねっこ」とは

日本の伝統的な建築物の多くに使われている屋根瓦。しかし、解体や屋根の葺き替えの際に瓦は大量の廃棄物となってしまいます。「やねっこ」はその廃棄瓦を粉砕し、他原料と配合することによって、屋根や壁、床用の塗料として再生し新たな命を吹き込みました。瓦は元々日本の伝統的な建築物の屋根を支えてきたものです。その瓦を骨材として混ぜ込んだ「やねっこ」は、瓦の持つ性能を存分に発揮しますので、断熱性や遮音性にも優れており、さらに滑り止めや錆防止などの効果も期待できるコーティング剤になりました。

「やねっこ」というネーミングの通り、本商品は屋根補修材として板金素材の屋根のリフォームに使われることが多い商品です。「色落ちしてきたから色を塗り直したい」「錆がひどいから補修したい」「錆を予防したい」「雨音が気になる」などのご要望がある際には当社の「やねっこ」をぜひご活用ください。

もちろん、屋根だけでなく、壁や床の塗装・コーティング剤としてご利用いただけるほか、最近では乗用車の外装や内装のDIYにご利用いただいた例もございます。下の写真をみていただくとわかると思いますが、まるでモルタル薄塗り仕上げのような、自然な風合いが楽しめます。

「こんな使い方はできる?」といったご相談も随時受け付けております。まずは一度お問い合わせください。

「やねっこ」の塗り方

ローラーによって誰でも簡単に塗ることができる「やねっこ」ですが、やはり綺麗に塗るためにはポイントがあります。

下地処理をしっかりと行います

仕上がりの良し悪しはほぼ下地によって決まります。まずは施工面の汚れや錆、油分、埃などを取り除き、高圧洗浄機で洗浄します。(下地によっては目荒らしが必要な場合もあります。)その後、しっかりと乾燥させてください。

プライマー塗布

下地に合ったプライマーを選び、塗布します。プライマーもしっかりと乾燥させます。吸い込みが酷い下地の場合は、「フカネン浸透性プライマー」をご利用ください。こちらは下地の表面が照色になるまで塗布します。

フカネンの浸透性プライマー

よく攪拌してから使用します

「やねっこ」は、骨材が沈殿していることがありますので、よく攪拌してからご使用ください。

なるべく薄塗りで複数回塗ります

厚塗りしてしまうと乾燥に時間がかかります。なるべく薄塗りにして複数回塗布してください。(3度塗り推奨)

「やねっこ」開発ストーリー

「やねっこ」は当初吹き付け用の塗料でした。しかし、「養生が大変」「周りへの飛散が心配」などの声が現場から寄せられました。そこで、ローラーでも施工可能となるよう骨材の大きさを工夫し、改良を加えました。

また、実際の施工現場を見学したり、工事自体を引き受けたりする中で、下地の種類によってプライマーとの相性が変わることも分かってきました。そのような経験から、フカネン独自のプライマーの開発につながりましたし、また現場の下地からプライマーとの相性や最適な塗り方を判断し、メーカーとして責任を持ってアドバイスを行えるようになりました。

おわりに

今回はフカネンの「やねっこ」についてご紹介しました。当社では、商品をご利用いただくお客様はもちろんのこと、現場の施工を担当される職人さんや設計士さん、工務店の方々にとっても使いやすく喜んでいただけるような商品開発を心がけております。どんな細かいご要望にも前のめりに取り組みますので、ぜひ一度お問い合わせください。