古民家再生プロジェクト「山下しんや(新家)」参加レポート

先月のブログでご案内した古民家再生プロジェクト「山下しんや(新家)」のイベントが無事終了しましたので、当日の様子をレポート形式でご紹介します。

古民家再生プロジェクト「山下しんや(新家)」について

10月6~8日および13~15日の計6日間、長野県木曽郡木曽町開田高原にある古民家「山下しんや(新家)」の改修作業を中心とした地域の町おこしイベントが行われました。弊社は、壁塗りや土間塗りの改修作業に必要な練り土(麻入り)を提供しており、またそのご縁から弊社代表の茂木が10月13日(金)には壁塗りの講師としてイベントに参加して参りました。

フカネンの「練り土(麻入り)」を使った壁塗り・土間塗り体験の様子

今回こちらのプロジェクトのためにご用意したのは、深谷土(荒木田土)に砂や麻をブレンドし、さらに水を加えて練り上げたものです。現地で袋から取り出してそのまま塗ることができるので「大変使いやすかった」とご好評いただきました。

▲地域の方々の手によって古民家が再生されていきます

▲大人から子供まで幅広い世代の方々が参加しました

▲当日はライブペインティングなどのイベントもありました!

参加されたのは地域の方を中心とした大人から子供までの幅広い世代の方々でした。もちろん壁を塗るのは初めてという方も大勢いらっしゃったので、塗り方についてアドバイスさせていただきました。一般的にコテを使って行う壁塗り作業ですが、今回はコテだけでなく素手でも塗っていただきました。手を使うと壁全体に自然な凹凸ができ、柔らかく丸みを帯びた仕上がりになります。このような古民家にはよく馴染むのではないかと思い、ご提案させていただきました。

▲壁も土間も自然な風合いに仕上がりました

住みやすさにこだわった古民家再生をトータルでサポートします

壁を塗る際、まずは下地の準備が必要になります。今回の古民家再生プロジェクトでは、下地としてラス網と呼ばれる金網をご提案しました。ラス網は、土だけでなくモルタルなどの下地としてもよく使用される製品で、壁が剝がれにくくなるだけでなく防火および耐震性も高めてくれます。今回は家主さんから下地についてのご相談がありましたので、あらかじめ弊社工場でラス網に練り土を塗ったサンプル品をご用意し、お送りしておりました。事前に仕上がりイメージを見ていただきましたので、イベント当日はご安心して作業を行っていただくことができました。

▲事前に家主様にお送りしたサンプル品

また、土間の方は、土を塗り数日間乾燥させた後、床の強度を高める下地強化剤を塗ることをおすすめしています。フカネンでは弊社の土に最適な下地強化剤も取り揃えております。

弊社では、商品をご提供するだけでなく、その使い方を含めてトータルでサポートいたします。商品の使い方などについて疑問やお悩みがある際にはぜひ一度お問い合わせください。

今後もさまざまなイベントに積極的に参加します

来月は11月22日に東和新生会様が主催するビジネス交流会への参加を予定しています。弊社では、今後もこのようなイベントに積極的に参加し、たくさんの方々のお役に立てるように邁進してまいります。