「瓦をゴミにしたくない」そこから挑戦がはじまりました
フカネンのサステナビリティ
フカネンのはじまりは「瓦」。創業当初の思いを受け継ぎ瓦のリサイクルにも取り組んでいます。きっかけはある職人さんの「瓦をゴミにしたくない」という言葉から。その意志を受け継ぎ様々なチャレンジを重ねて参りました。瓦を粉砕する工場も稼働させ、重要文化財の建物や蔵などの荒壁改修のために、もとの建物の土に混ぜたり、「やねっこ」や「瓦チップ」など弊社商品に生まれ変わることで、サステナブルな活動を推進していきます。
リサイクル製品:瓦チップ、深谷士(荒木田土)、やねっこ
瓦を再生し材料として再び活かす
その思いから生まれた「瓦チップ」「やねっこ」「液体シックイ」。
フカネンの配合技術を駆使して、再び社会で役に立てるよう研究開発を行なっています。
瓦リサイクル処理フロー
新築・葺き替え屋根工事時の使用済みの瓦
クラッシャープラントにより、廃瓦を粉砕処理
シャモットを製造
やねっこ・水シャットを製造
使用済み粘土の再利用にむけて
最適な配合を求め調査を重ね続けています。
桜田門既存粘土の再利用について
可塑性の調査
既存の土を練ってみた
通常の屋根土に比べ粘性が弱い
可塑性の調査
荒木田の土を練ってみる
通常の屋根土に比べ粘性が強い
*荒木田土の説明
採取地 山の土(秩父郡小鹿野町)
陸田の土(埼玉県深谷市内)
保存 25年以上ねかせてある
用途 屋根土の可塑性の強化
土壁材(左官)
可塑性の調査
混合の粘土の作成(既存50%荒木田50%)
通常の屋根土の適度な粘性
桜田門平瓦葺き(筋葺き)粘土製作工程
1 .既存の土(原料)
2.原料(土)の混合(供給機)
3.原料(土)の混合(既存50%荒木田50%)
4.原料(土)の破砕(ロールクラッシャー機)
5.一度練り(パックミル機)麻づた混入共
6.本練り(ドレン機)
7.袋詰め(パッキング機)
8.積込み→パレット(積載機)
ごみを減らし、循環型社会を構築していくためのキーワードが「3R」です。
ごみを減らし、循環型社会を構築していくためのキーワードが「3R」です。
3Rとは、Reduce(リデュース:廃棄物の発生抑制)、Reuse(リユース:再使用)、Recycle(リサイクル:再資源化)の頭文字をとったものです。
そして、3Rは、順番が大切です。まず、資源の消費を減らす(Reduce)ことから始めて、次に、使えるものは何回も繰り返し使う(Reuse)、そして使えなくなったら原材料として再生利用(Recycle)するのです。