暑さがやわらぎ、年末に向けて家の片づけや掃除に取りかかる方も多いのではないでしょうか。寒さが厳しくなる前のこの時期は、屋根やお庭などのエクステリア(家の外側の空間)を整えるのにも最適な季節です。
今回は、フカネンの商品の中からエクステリアの冬支度におすすめのものをご紹介します。
お庭のぬかるみ・霜対策には「瓦チップ」
日が短くなると、家の周りやお庭などで「ぬかるみが気になり出した」ということはありませんか?玄関近くにぬかるみができると、泥はねの原因にもなります。また、寒さが厳しいエリアでは地面の湿気は霜柱の原因にもなります。霜柱は、植物の根を弱らせたり庭石を傾かせたりする原因にもなると言われているため、そうした被害を避けるためには、本格的な冬を迎える前に土壌改良を行うことが有効です。
フカネンの「瓦チップ(瓦チップ・瓦サンド・瓦パウダー)」は、廃瓦を粉砕して再利用した商品です。瓦は多孔質(多数の細孔をもつ)という性質を持っています。こちらの商品をぬかるみが気になる部分に撒いていただくと、水分が地面の奥深くまで浸透し、水捌けや水はねのリスクが低減します。ほかにも防草、保水、景観の向上、消臭・防臭、除湿、地面の温度低減などさまざまな用途でご利用いただいている優れた商品です。この時期に来年へ向けた雑草対策として、家の周りに瓦チップを取り入れていただくという方もいらっしゃいます。
▲水はけの良い瓦パウダーはグラウンド土としてもご利用いただけます。
本商品は、サイズによって「瓦チップ(5〜15mm)」「瓦サンド(2〜4mm)」「瓦パウダー(0〜1.5mm)」と名称が変わります。瓦チップだけでなく、その下に瓦サンドや瓦パウダーを層にして敷き詰めることによって、水はけ効果が高まります。これまで弊社が担当した現場では、常に水たまりが出来ていた水栓の周りに瓦パウダーと瓦サンドを敷き詰めていただいた結果、ぬかるみがほとんど目立たなくなったという事例もございます。同じようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度フカネンにお問い合わせください。配合や敷き詰め方についてもご相談をお受けします。
屋根の落雪対策にプラスアルファ「やねっこ」
積雪のある地域では、屋根からの落雪には万全の注意を払われていることと思います。最近では、屋根を張り替える際に「雪止め」と呼ばれる金具を取り付けられる方も多くなりました。しかし「雪止めだけでは不安」「錆が発生しないか気になる」などのお悩みをお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
フカネンのやねっこは、リサイクル瓦を粉砕した瓦パウダーを骨材として混ぜ込んだ屋根用塗料です。やねっこを塗装すると表面に凹凸ができ、表面が濡れても乾きやすくなります。そのため、屋根に積もった雪が解けても、屋根の上で氷つくリスクが低減。落雪対策として雪止めだけでは不安という方にはぜひ合わせて使っていただきたい商品です。また、やねっこ自体に錆予防の効果がありますので、錆の発生が気になる方にもおすすめします。
以前福島県会津若松市の住宅で、屋根の修繕の際にやねっこを使っていただいたことがあります。その施工主さんのお話では、やねっこ塗装前は屋根からの落雪がひどく、冬の間は一階の窓に木の板を張って窓ガラスが割れないように対策をしていたそうです。しかし、やねっこを屋根に塗装した後は、雪が屋根の上で凍り付くことがほとんどなくなったため、窓に木の板を張る必要がなくなったということでした。
やねっこだけで落雪防止対策が万全にできるということではありませんが、安全対策の一環として、屋根の修繕の際に取り入れていただけると幸いです。
おわりに
今回はエクステリアの冬支度に取り入れていただけるフカネンの商品、「瓦チップ」と「やねっこ」についてご紹介しました。冬の気温や降雨・降雪量については、地域によって大きく差があり、冬支度の正解というものはありません。しかし、今回ご紹介した商品をご活用いただき、ぜひお住まいの地域に合った対策を行っていただけたらと思います。商品の使い方について分からないことがありましたら、フカネンまでお問い合わせください。